ちょっとごめんなさい。
僕のTwitterでは触れませんでしたが、昨今時々Twitterでも話題になる話があるので、この場で取り上げさせて頂きますね。
なにせ #着ただけレイヤー なんてハッシュタグがあるくらいですからね・・・
むしろ前記事「イジメの原因と対策 屈しないで!」と同じような論調の記事で申し訳ないです。
結論を先にいうと
「他人にどうこう感情論でちょっかい出す意味はない」
です。
Contents
「着ただけレイヤー」って?

まず、着ただけレイヤーとは?コスプレイヤーが勝手に作った言葉で明確な定義があるわけではないけど基本的には2通り。
1つ目は
「キャラクタの衣装を着た状態でウィッグも被っているが、メイクやカラコンは全くしていない状態」
場合によってはウィッグ製作も出来てない場合も。
つまり、写真としてきれいに見せることより、ただ着て楽しんでるとかの印象のようだったり、ネタとしてそれをやってる人などが該当します。
もう一つが
「作品やキャラを知らないし、好きでも無いけど自分を魅せるためにキャラクターのコスプレをする」
これは、コスプレが
「自分の好きなキャラクターに自分がなりきる」という、作品やキャラクターへの愛を表現を前提においたキャラクター主体の趣味であることに根ざしているから、それに反していて「着ただけレイヤー」と揶揄されています。
全く同じ言葉から発生した概念でも、指し示す範囲が全く違う。
便宜上前者を「仮装系着ただけ」、後者を「利用系着ただけ」と呼称します。
仮装系着ただけを叩く意見とは

まず仮装系着ただけを叩く理由があるのは一体どういう物があるのでしょうか。
多くは
- 「キャラになりきる気がない、見てて気持ち悪い」
- 「なんでメイクやウィッグの一つも覚えないのか。意識が低い」
- 「見た目として景観を損ねる、下手をすればイベントに規制がかかる」
- 「単純にキモイ笑」
みたいな意見が散見されます。
確かに、二次元のキャラクターは我々オタクの心を惹き付けて止まないほど、美麗で美しい容姿をしています。
それに対し、三次元での私達人間はアニメや漫画・ゲームのキャラクターたちの足元に及ばないほど綺麗からは遠いです。
あのファビュラスで有名な叶姉妹でもキャラクターになりきるために、全力の化粧とポージングと努力限りを尽くすくらいです。
ですので確かにその観点から行くと
「二次元と三次元の美しさの乖離」
「各々の理想を崩す現実」
への忌避感と嫌悪感が1番の要因なのではないかと思います。
無論そういう「仮装系」の中には「まだメイクが全然出来ない」とかそういう人も含まれていると思います。
そういった方のために僕は洗顔や化粧水・乳液をはじめ僕の知ってるメイクテクニックを落とし込んで頑張っているのもありますが。
例え話
全くウィッグを切っていなくて、メイクもしてないおじさんとかが、女子高生キャラのセーラー服を着て一般の目のあるイベントを闊歩していたら。
「なに、これは(ドン引き)」
「同じコスプレイヤーの括りにされたくねぇ」
「キャラクターからあまりにも逸脱した汚さ!」
みたいなイメージを周りが持つかもしれません。実際少なからずあると思います。
たとえそれがそういうネタやそのイメージでやってる人でも、そのような他人にやたら興味持って文句言う人は言うのです。
(みんなよくそんな暇あるなと思うけど)
そのような(レイヤー、非レイヤー拘らずの)嫌悪感が根底にあり、そこから派生する
「景観を損ねることから来るイベントの縮小」
を危惧して嫌う人もいるのではないでしょうか。
利用系着ただけを叩く意見とは
※画像の人物は着ただけレイヤーと関係ありません
次に利用系着ただけを叩く理由があるのは一体どういう物があるか。
多くは
- 「コスプレは自分が主役ではなく、キャラが主役、自分が主役なのはおかしい」
- 「キャラ愛のないコスプレだ」
- 「キャラクターを利用されている、キャラや作品に失礼だ」
- 「私のほうが思い入れ強いのに、何も知らないやつのほうが評価されるのが嫌」
- 「髪の色、髪型も違いすぎるのは問題だし、再現する気も微塵もない」
- 「マナー違反で(なんの?)、不適切」
みたいな意見が散見されます。
コスプレの暗黙の了解、前提というと
「そのキャラクタや作品に愛があるからこそ、それの表現方法の一環としてコスプレがある」
みたいなところがあります。
その根幹を覆すようなスタンスやそれを肯定するものを異端として排除するようなムーブメント、といったとろでしょうか。
時には作品を知ってても
- 一部のキャラを知らないor忘れてた
- 一分設定を間違えてる
ってだけで「着ただけ」だの「にわか」だの叩くような風潮、あると思います。
いや僕だって東方が大好きだけど、全キャラの能力とかテーマ曲まで言えんわ。
そこでマウント取るなよ、って気もします。好きでも誰こいつって印象薄いキャラおるやろがい・・・・。
その辺まで含めて考えると、知識を自分のほうがあるのにそうでもないやつがコスしてることへのマウント取りがしたい幼稚さも垣間見えます。
一方でかたや自分のほうがそういった人間より優れていると思い込みたい、余裕の無さもそのマウント取りの後押しをしているのかな、と。
着ただけレイヤーを叩いていいのか?

なるほど、着ただけのコスプレイヤーを叩く意見は、沢山あるようですね。
それでは同じような議論や話し合いに直面した時に、聞いている自分も着ただけレイヤーを叩いていいのか?
全然そんなわけないです
ぶっちゃけ不要。
というか、そんな暇よくあるな、、と。
併せもそういう人お断りみたいなの書けばええやん。
じゃあなんで叩かないほうがいいかって理由もちゃんとあります
下記に理由を連ねますが、これは「着ただけレイヤー」だけでなく、何かを批判すること全般に言えるデメリットです
他人に過度に干渉する意味はない
もう結論から言っちゃうんですけど、過度に着ただけレイヤーを叩く風潮に言いたい
他人が何やってるかなんて、どうでもいいじゃん
一つは何故なら正直他人に叩きや文句を言ってもしょうがないんですよね。
言ったところで世の中変わらないし、むしろその労力が惜しい。
個人の考えの違い
「それ地雷です!やめてください!」
とかいちいち他人を見ながら言う方がバカバカしい。
っていうか、言っても相手が辞めるわけじゃないし、相手の楽しみ方を否定しているに過ぎないから。
先述の「マナー違反」もその人の中のルール違反って意味なんだろうなぁ・・・。
(スタジオの使い方やイベント規約に反して、迷惑をかけてるとかならマナー違反だけど)
もうちょっと言うとそういう事言う人に限って自分が言われるとブチギレる気がする。
もう見るくらいなら最初からミュートでもすればいいのにとか思ってます。
相手が干渉してくるとかもあるけど。
例えばカラオケに行ったとして。
隣の部屋の人がキーも違う、歌い方もスタンダードじゃなかったら
「お前の歌い方、クソだよ!不快!出て行け!!」
って言います?言わないですよね?気にせず自分らの部屋で楽しみますよね
それをわざわざ文句言いに言ってる感じ。
そら自分と同じ部屋で歌ってる友人もドン引きだわ
上記のように自分も周りも不快にした上でなんの生産性もないことしてもしょうがないんですよ。
そこまで他人に鑑賞する意味がないし、むしろマイナスだからそれならそれで
「この人は自分と感性が違うんだ」
「趣味への認識の違い、多様性だ」
と思って関わらないこと。こういう気持ちの処理の仕方大事。
自らの評判を下げることになる
上のカラオケの例が引き続くんですけど、他の部屋に文句までにつけに行くような人とまたカラオケに来たいと思いますか?
僕はノーです
つまりそういうこと。
あっちにこっちにそれ気になる無理とか言ってると、友人も
「あれ言うと、こういう友達紹介すると、あそこ行くと、もうく言い出すしなあ」
と思いはじめて、知り合いの輪も、一緒に遊ぶ機会も減りみんな離れてく要因になる。
少なくとも僕も今になって思えばネットでワーワー言う人と関わりたくはありません
(過去の自分にハイパービームブーメラン)
コレに関してはコレ以上言うこと無い()
あったら追記する()
視野と知識が狭くなる
何かを許容しないとか拒絶していると意見が偏ったり新しい知識が入ってきません。
着ただけレイヤーの論で言うなら、それを否定するより
「そういう方針でやってる人もいるのか。自分とは違うスタンスだし、力を入れてるポイントや表現方法も変わってくるなぁ」
と思える可能性も大いにあります。
別の例なら
「このゲーム嫌い!なんとなくだけど!」
って思うより案外やってみて内容が良く、
「もっと早く知ってればよかった」
なんて例もあるかと思います。フラットな視野が新しい見識や知識を得るきっかけになる。
このようにただただ理解出来ないものを「理解が出来ないから嫌い」とするより「理解しようとする姿勢」を持たないと人間は成長しないものです。
なにかに過激派、とか同担拒否とかまぁいろいろあると思いますが、少し制限緩和すると見えてくる世界があるかもしれません。
されど趣味、みんな平和が一番

昔から僕の事知ってる人はわかると思いますが、みんな僕の体験談の上で言ってるお話でした
本当になんでも「それ無理」とか「マウントしてる」と、自分の見てる世界は狭まるし、どんどん頑固になって泥沼になっていくんですよね。
加えて日本人は棲み分けをせず、他人にやたら干渉して攻撃したがりますし。そういうのは日本人の悪癖とも感じてます。(イベントで参加車の喧嘩とかもこういうのが根本原因多い)
例えばつい最近ka-yuの脱退でJanne Da Arc(ジャンヌ・ダルク)が解散したけど、そういったバンドファンの世界。
ごく一部でファン同士が棲み分けせずあり方が混在してるバンドがあったりして、お互いを攻撃してたりする光景が散見されてます
・・・・人気ジャンルやカテゴリにはつきものなのかもしれませんが、まぁ日本人は
「棲み分けのため、見ない・聞かない・言わない」が下手な人種なのかもしれません。
(思えばFGOのリリース当初もFGO参入勢と古参勢が言い合ってたような)
結局、自分の楽しめるものとして趣味をやってるのに、趣味を続けるほど楽しくなくなるし、疲れてしまう。
それが自分だけならいいけど、周りにいる友人や、同じジャンルの人に伝染するし、新しくコスプレを始めた人にも圧力をかけてしまうんだな、と思ってます。
せっかく人生の息抜きとして、趣味があるんですから、お互いに棲み分けをしながら、
「みんながみんな、それぞれの世界で摩擦を起こさず楽しむ」
世界になれば良いなぁと思ってます。
みんなが平和に、すれ違うことなく趣味が楽しめる環境になることを願います。
さて、暫くシリアスな話が続いたので、そろそろコラムではまた気軽に読めるものを書こうかなと思います。
主に訪問者さんがよく閲覧してくださってる「ダイエット」や「小ネタ」系の記事を投稿しようかなと思ってます。
それでは。
前雑記:100均化粧品は安全?肌に悪い?おすすめ出来るコスメは?
余談
正直、僕自身昔はここに書いているもの以上に過激で攻撃的でどうしようもなかったし、余裕もなかった。
でも。
そこに「気づき」を与えてくれたキッカケや、そのキッカケを与えてくれた人がいて今この論に至る。
もしかするとこうは述べたものの、改めて「着ただけ」にはじまらず、自分の認められない何かを攻撃したり、感情的になるのを辞めることは難しいのかもしれません。
(無論僕だって苦手な人やダメなジャンルはあるっちゃあります)
と、言う自分語りでした。
余談すいませんでした。
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