メイクの中で重要な存在といえばリップです。
アイメイクが主役の時代もありましたが、艶肌メイクが主流の現代ではリップの存在感はとても重要です。
唇の色というのは健康のステータスの指標とされ、 心理学的にも
「血色の良い、健康的な色の唇であるほど男女ともに美しく、そして魅力的と思われる」
とされています。
逆を言えば、魅力的なメイクに見えるようにコスプレするなら、リップメイクを覚えてしまえばグッとキレイなコスプレに映るわけです。
日常生活でもマスク生活が長くなってきている昨今ですが、リップの需要は高まっています。
今回は初心者でも簡単にマスターできるリップメイクについて紹介します!
また、「唇の形にコンプレックスがある!」という方は
この2つを参照ください!
Contents
やり方の一歩!リップメイクの基本

まずはリップメイクの基本から始めましょう。
まずは何はともあれここさえマスターしておけば間違いないと言える基本中の基本です。
リップメイクの方法をおさえて、より綺麗なアナタへ!
基本はベース作り!まずは唇ケア

基本中の基本としてまず一番大切なのが、ベース作りです。
そうじゃないと、唇の縦じわやガサガサで美しさを半減させてしまいます。
折角塗ったリップがヨレやすくなり、時間をかけて作り上げた唇の色合いが失われてしまいます。
ファンデーションを綺麗に塗るためにも、素肌のコンディションが大切ですよね?
どんなリップを塗るにしても、唇のコンディションを整えて置くところからです。
ガサガサしていたり乾燥していると本当にノリが悪くなってしまうので、唇のパックやスクラブで滑らかに整え、保湿リップで下地を作ります。
※リップスクラブとは?
リップスクラブとは、唇の角質ケアをすることでガサガサしないようにする手法です。
これを取り入れることで、唇に溜まった角質を落とし、リップクリームの馴染みを高めてうるツヤリップを作ることができます。
縦ジワや皮むけのない唇をキープするために、ぜひ取り入れてください!↓
僕も使ったことのあるオススメを紹介。
縦ジワが僕は目立つので、よくアコスタなど行く前はこれを使用したりしていました。
甘~いキャンディのようなフレーバーなのでおすすめです
最初は薄めの色からスタート

リップメイクの基本!
初心者は薄い色から始めるのがおすすめ
濃い色ほど、塗った時の濃淡がはっきりしやすくムラになったりうまく塗れない可能性があります。
最初に失敗してしまったり、ムラができてしまうと、自信を無くしてリップメイクに苦手意識が出てしまいます。
最初は薄付きの色から始めてムラなく均等に艶感が出るように塗ってみましょう。
特に濃すぎる真っ赤なリップや紫に近いようなリップを使いたがる初心者のコスプレイヤーさんもいますが、最初はもう少し薄い色からチャレンジしてみましょう。
ただし、唇の血色が悪いと顔の感じも悪い、不健康な印象を与えるので明るい色遣いをすることは意識しましょう。
はじめの一歩!まず指先で馴染ませる

塗り方のコツ第一歩!
大切なのが均等に塗れることですが、始めは縁取りはせずに、中央に乗せて指先で馴染ませるように伸ばしていきましょう。
ほんのり色付く加減を見ながら外側に広げるだけでも十分艶やかなリップメイクができます。
指の軽い程度の力が意外と一番馴染むというのがありますし、筆などより自分の力加減がダイレクトに伝わるので加減がちょうど良いです
覚えて便利に使い分け!リップの種類

次に豊富にあるリップの種類をご紹介していきます。
一口にリップと言っても複数の種類があるのです!
覚えれば種類によってシーンごとの使い分けができ、リップの種類によってメイクの仕上がりも左右されるので、どんなアイテムがあるのか抑えておきましょう。
耽美な印象 マットリップ

今の時代に一番活躍してくれるのがマットリップ!!
その名の通り、艶感を消したマットな質感を重視したリップです。
(…Twitterで見ててもコスプレイヤーで使ってる方多い印象ですw)
ウルウルツヤッツヤのグロスを重ねるリップメイクは少し前のトレンドです。
(勿論コスプレするキャラクターによっては、用いることも多々あります。)
ベースメイクが艶感のあるものが主流なので、あえてリップはマットタイプかセミマットタイプを合わせるのがトレンドです。
コスプレなら色素薄い系のメイクでまとめる時は非常に用いやすいです。
特に、肌や髪色が薄いキャラクターには合わせやすいので一本持っておくのをオススメします。
同時に、カラーの種類も多いので微妙な色の使い分けも可能です!
うるツヤ可愛い リップティント

ティントとは通常のリップよりも浸透し、色落ちしにくいリップのことです。
ティントリップは韓国メイクから火がつき、今ではリップアイテムとして定着しています。
表面だけでなく角質層に浸透して発色しています。
ただし、落とす時はきちんとオイルなどでしっかりと落としましょう!
ティッシュを使ったりしてちゃんとオフしないと結構色が残ります。。。
リップだけでなくアイブロウなども一時期はブームになっていましたね。
浸透率が良いだけあって、一度塗ったら1日は余裕で色持ちします。
落とす時は簡単に落ちるので、メイク直しができないシーンなどに活躍してくれます。
なので総じてスタジオなどの長時間メイクを保たねばならない場合や、唇の色合い・発色を全面に出したいキャラクターをやりたい時は便利に活躍します。
美しさの王道 スティックリップ

昔から王道のリップが、スティック。
リップの中では一番主流で皆さんが思い浮かべるタイプでしょう。
最大の特徴は、比較的失敗しにくいこと。
なので初心者から上級者まで幅広く使えるアイテムです。
そのままでも塗りやすく、リップブラシにとって塗ることもできます。
スティックタイプは持ち運びもしやすいので携帯にも便利なので、化粧直しにもオススメです。
華やかな口元を演出 リキッドリップ

リキッドタイプのリップはどちらかというと上級者向けです。
コスプレで使う場面は少ないかもしれません。
単色で使用する場合ムラができやすく、はみ出してしまったりすることもあります。
スティックタイプのリップとW使いにおすすめです。
肝心のリキッドタイプのリップを使いたい場面は
- ジューシーな艶感を出したい
- パーティーシーンなど華やかなメイクをしたい
時におすすめのアイテムと言えます。
日常でちょっと高級なおしゃれをしたい時にうってつけです。
これでマスター可能!種類別の塗り方

次はそれぞれのリップの塗り方をご紹介します。
タイプや質感によって
- 塗り方
- 付き方
- 色持ち
- 効果
これらが全然変わってくるので、タイプ別の正しい塗り方を覚えておきましょう。
マットリップ

マットタイプのリップはズバリ。
唇の質感がそのまま出ます
その為、下地作りが他のどのリップよりも重要です。
ですから記事冒頭に解説したリップスクラブや、リップバームでのケアを行ってからマットリップを塗布しましょう。
基本的にはそのまま伸ばすだけでキレイに仕上がります!
更に綺麗に演出するなら、
- 指先で伸ばす塗り方
- ぽんぽん軽く押さえる塗り方
で均等なキレイな仕上がりになります。
リップティント

ティントタイプのリップの最大の特徴は
濃淡がはっきり出やすいこと
です。その為、乾燥している部分は成分が浸透しやすく濃い色となって出やすくなってしまいます。
真っ赤な赤~薄い赤色までいろんな色味を、塗り加減である程度調整できるのも◎
唇の乾燥が気になる人は、下地に高保湿のリップを使用し、しっかり保湿させてから使用しましょう。
ティントタイプは、リキッドタイプ、スティックタイプの両方がありますが、初心者さんはスティックタイプから始める方が使いやすいです。
ほぼスティックリップを同じ感覚で使えるので非常に取り回しがいいです。
スティックタイプ

スティックタイプのリップがリップの中では一番塗りやすく、失敗しにくいタイプのリップと言えます。
なので何度でも塗り直しも可能な上、混色もカンタン
オーバーリップによる、唇を大きく描くメイクをする際も利用しやすいことも非常に長所です。
グラデーションリップを作成する際も、スティックリップで可能!
まさに万能機と言えるでしょう。
始めは真ん中の内側に軽く乗せて、徐々に外側に広げていくのがポイントです。
下唇の真ん中に乗せて広げますが、上唇は一度上下に唇を擦り合わせて馴染ませる程度から始めましょう。
薄かったら上唇にもスティックで伸ばす程度で十分です。
リキッドリップ

リキッドタイプのリップは一番ムラになりやすいです。
一方でツヤ感がよく出るのでうるっとした可愛い唇が演出できるという他にはないメリットがあります。
キャップに専用のスティックが付属されているものが多いのでそのまま使えます。
始めからつける量が多いとムラになりやすく扱い辛いので、しっかりしごいて余分な分を落としてから唇に乗せます。
塗り方自体はスティックと同じ!
下唇の真ん中から少しずつ乗せて伸ばしていきます。
しっかりと唇全体に乗せるのではなく中心から伸ばすように広げるのがポイントです。
唇のしわに沿って、縦に縦に伸ばしましょう。
シーン別!おすすめリップの選び方

次に、シーン別のオススメリップをご紹介していきます。
しっかりメイクの日も、薄メイクの時でも、リップさえ抑えておけばメイクしている感が出せます。ぜひ参考にしてみてください!
勿論、「この時」「この場面」に似合うことを知っていれば、
- キャラクター
- スタジオ/イベント
などの様々なコスプレの場面使い分けも可能です。
例えば後述のデートメイクを発展させて「お姉さん系」の助走メイクに転用したり、オフィスメイクのリップの淡い色を使ったものが僕の男装メイクだったりします。
なので目を通していただけると幸いです。
1.オフィスメイクリップ

オフィスメイクで重要なのが
色味と持ち、潤い
というのも、華やかなメイクをしているのが普通の職種(美容部員さんや美容師さんなど)以外は、オフィス=派手ではない淑やかなメイクに、なります。
ですので、ナチュラルなメイクの中で華やかさを醸し出すことが一番のポイントです。
ポイントは、
- ピンクやベージュなど淡い色味
- 尚且つ乾燥せずに長時間発色がよい
この2点です。その全てを実現している一本、例えば下記のような色味がおススメです。
発色がいいのに馴染みもよく唇か綺麗に色づくのがポイントです。
こちらはいわゆるブランド品ですが、その分長時間発色してくれる保ちがいいです。
凄く人気のリップで紹介させていただきました。
2.デートメイクリップ

デートではしっかりメイクをしている感は欲しいものの、デートの相手によっては濃いメイクやリップは苦手という人もいると思います…
しかし、女性側からするとメイクをすることもデートを楽しむ一つのツールとも言えます。
そんな時は相手がどんなタイプでも対応できる万能リップがオススメです。
男性受けは勿論、女性からも綺麗で惹かれる色合いを作ることが出来ればコスプレの写真も非常に完成度が高くなること請け合いです。
例えば下記のようなリップは安くて発色もいいのでオススメ
このような人を選ばない色合いと、色の長持ち加減を扱えば完璧!
プチプラなら、キャンメイクのメルティールミナスルージュ 05のような自然に赤みを付けられるリップも女性らしく可憐に見える色合いです。
更にこのリップを用いた上にグロスなどでプルンとした唇に応用させれば、お姉さん系のキャラメクとして仕上げることも可能です!
僕はこのリップや同系統の色合いのリップをベースに発展させたものを女装コスプレに使っています。
3.普段遣いメイクリップ

オフィスでもなく、デートでもない普段使いのリップも知っておきたいですよね。
普段使いのリップの色合いを知っていれば例えば
- 学生系のキャラ
- 主人公/ヒロイン系のキャラクター
などナチュラルなキャラクターのコスプレに転用可能です。
さて普段使い名クリップですが、例えばファンデーションと眉毛だけの「本当にすっぴんに近いメイク」の時でもリップを1本塗るか塗らないかで顔の印象はガラリと変わります。
分かりやすい例でいうと、ちょっと近所まで行くだけだし…という時でもリップを一塗りするだけできちんとしている印象になります。
そんな「普段使い」「ナチュラル」にオススメしたい一品があります。
薄過ぎず濃すぎず、唇の発色・血色を非常に良くしてくれます。
時々コスプレしててあまりにも唇の色がない人がいたりしますが、このリップの色合いの方がおそらく理想的なリップの様相になります。
ぜひ使ってみてください。
マスクメイクの時はどうするの?

ところで。
マスクをすることが日常になった今、リップメイクをしなくなったという人も多いのではないでしょうか?
しかし必要最低限とはいえマスクをとる場面もあります。
そんな時、リップをしていないとそこだけメイクに手抜きしている感が出てしまいます。
普段の外出などの折、マスク着用時はバッチリメイクの濃いリップではなく薄づきでも良いので落ちにくいリップを塗っておくのがオススメです。
マスクに移りにくいタイプを使用するか、もしくは色移りしない為のプロテクターなどが販売されているので、ガードしておくのも良いですね!
おすすめリップアイテムと塗り方

一言でリップと言っても種類が豊富すぎて、正直どれを選べば良いのかわからないという人も多いと思います。
過去に「【最新】オススメ!綺麗になれるプチプラコスメ!」の中で、使いやすいリップを紹介しましたが、それ以外にも使ってよかったものをココで改めて紹介したいと思います!
自分で選ぶのが難しいという人の為に、まずはこれを選べば間違いナシ!というアイテムをご紹介していきますね!
1.ケイト リップモンスター シリーズ
こちらは、あらゆるリップのランキングのトップ3には必ずと言っていいほどランクインしている商品です。
プチプラの中でも、抜群の色持ちと塗り心地で1本購入したら必ずリピ買いしたくなるというアイテムです。
爆発的ヒットを記録していて、店頭でも品薄状態のお店が続出しているとの噂!ネットでやっと購入できたという声もあるほど人気商品です。
全11色展開で、薄い色から濃い色まで幅広く人気です。
お気に入りの色を見つけたら即買い決定の逸品!
2.オペラ リップティントN
こちらも少し前には品薄状態だったオペラのリップティントN!
店頭では品切れがずっと続いていた商品です。
ティントなのに、普通のリップクリームのような使い心地で、リップが苦手な人やリップメイク初心者さんにもおすすめです。
まず何を選んで良いかわからなかったらオペラを選べば間違いナシの1本!
3.Rom&nd ジューシーラスティングティント
こちらは、現在人気上昇中のリップです。
ジューシーラスティングティントというだけあって時間がたっても艶感が長持ちするのが特徴です。
長時間付けていても発色が衰えず、唇を艶やかに保ってくれるのが人気のリップです。
特にお勧めしたいのは
- マットタイプのリップが苦手な人
- 艶感と発色の良さを重視したい人
にオススメのアイテムです。
注意!NGなリップの塗り方

最後に、これは避けておきたいNGリップメイクもご紹介していきますね!
特に普段リップメイクをしない人や、リップメイク初心者さんは、何が正解で何がNGかわからないということも多いので注意しましょう。
使用アイテムが古すぎる…!

これはリップに限らず他のメイクアイテムにも共通して言えることです。
どんなにしっかりメイクをしていたとしても、使用しているアイテムが古いとアンバランスになり、顔全体、メイク全体が古くなってしまいます。
色合いも悪くなるし、肌にも悪いですからね…。
「リップは消耗が遅く使い切らないので、数年前から同じものをずっと使っています」
という人は要注意!
同じリップアイテムでもシーズン毎に質感が変わったり、トレンドを押さえたものになっているのでそのシーズンや時代、そしてキャラクターに合ったアイテムを使用しましょう。
メイクのバランスが悪い!

昨今はメイクの全体を全て主張しすぎない引き算メイクがトレンドです。
それでなくても年々薄付きのメイクが好まれたりするし、コスプレでもそれは同じです。
例えば、しっかり作っていても、ナチュラルな質感に見えるベースで、アイメイクを主張するならリップやチークは控えめに、とか、
反対にリップを主役にするなら、アイメイクをナチュラルにするなど、メイクのどこに主役を持っていくか?
などなどでリップの立ち位置も変わってくるので全体のバランスを見たリップメイクを意識しましょう。
また、唇の上下のバランスが悪いな…って思われる方もいらっしゃると思います。
その場合は厚い方の唇を、コンシーラーを使って薄くてバランスの良い唇を作れるように意識するのが良いです!
過去にYoutubeに動画をアップしているので参考にしてください。
塗り方が雑で汚くなる

リップメイクは、塗り方が雑だとわかりやすい部分です
特に、はみ出てしまったり濃淡がはっきりしすぎていたり、歯に色が移ってしまった場合、品がない印象になってしまいます。
マットリップよりも、リキッドタイプに多くある失敗です。
リップメイク一つで、その人の印象まで左右されてしまうので丁寧に塗ることや色落ち、色移りがないかマメにチェックしておきましょう。
色移りは…本当によく目立ちます。
僕もフォトショップで写真修正をすることも多々です。。。気を付けましょう。
より魅力的を引き出すリップ作りを

今回はおすすめのリップメイクアイテムや塗り方のあれこれをご紹介させていただきました。
思えばリップの解説をしっかりと行ったのは初めてになりましたね。
正直に言います。
リップは主役にも脇役にもなるアイテムです
苦手意識がある人でも、これなら使えそうというアイテムに出会えたり、しっかりした塗り方をマスターできれば自然に自分のメイクに自信が持てるようになります。
今回の記事を参考に、ぜひお気に入りのアイテムを見つけてリップメイクを楽しんでほしいと思います。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
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